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詩編 42 - 口語訳聖書(ルビあり), Colloquial Japanese - Kougo-yaku, 1954/1955 bible

詩編 42

¹[0]第,だい二,に巻,かん【聖歌,せいか隊,たいの指揮者,しきしゃによってうたわせたコラの子,このマスキールの歌,うた】

²[1]神,かみよ、しかが谷川,たにがわを慕,したいあえぐように、わが魂,たましいもあなたを慕,したいあえぐ。

³[2]わが魂,たましいはかわいているように神,かみを慕,したい、いける神,かみを慕,したう。いつ、わたしは行,いって神,かみのみ顔,かおを見,みることができるだろうか。

⁴[3]人々,ひとびとがひねもすわたしにむかって「おまえの神,かみはどこにいるのか」と言,いいつづける間,あいだはわたしの涙,なみだは昼,ひるも夜,よるもわたしの食物,しょくもつであった。

⁵[4]わたしはかつて祭,まつりを守,まもる多,おおくの人,ひとと共,ともに群,むれをなして行,いき、喜,よろこびと感謝,かんしゃの歌,うたをもって彼,かれらを神,かみの家,いえに導,みちびいた。今,いまこれらの事,ことを思,おもい起,おこして、わが魂,たましいをそそぎ出,だすのである。

⁶[5]わが魂,たましいよ、何,なにゆえうなだれるのか。何,なにゆえわたしのうちに思,おもいみだれるのか。神,かみを待,まち望,のぞめ。わたしはなおわが助,たすけ、わが神,かみなる主,しゅをほめたたえるであろう。

⁷[6]わが魂,たましいはわたしのうちにうなだれる。それで、わたしはヨルダンの地,ちから、またヘルモンから、ミザルの山,やまからあなたを思,おもい起,おこす。

⁸[7]あなたの大滝,おおたきの響,ひびきによって淵,ふち々呼,よびこたえ、あなたの波,なみ、あなたの大波,おおなみはことごとくわたしの上,うえを越,こえていった。

⁹[8]昼,ひるには、主,しゅはそのいつくしみをほどこし、夜,よるには、その歌,うたすなわちわがいのちの神,かみにささげる祈,いのりがわたしと共,ともにある。

¹⁰[9]わたしはわが岩,いわなる神,かみに言,いう、「何,なにゆえわたしをお忘,わすれになりましたか。何,なにゆえわたしは敵,てきのしえたげによって悲,かなしみ歩,あるくのですか」と。

¹¹[10]わたしのあだは骨,ほねも砕,くだけるばかりにわたしをののしり、ひねもすわたしにむかって「おまえの神,かみはどこにいるのか」と言,いう。

¹²[11]わが魂,たましいよ、何,なにゆえうなだれるのか。何,なにゆえわたしのうちに思,おもいみだれるのか。神,かみを待,まち望,のぞめ。わたしはなおわが助,たすけ、わが神,かみなる主,しゅをほめたたえるであろう。