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エズラ記 7 - 現代訳聖書, Modern Japanese Bible, 1983 bible

エズラ記 7

¹これらの出来事があってから、ペルシャのアルタシャスタ王の治世に、バビロンからエルサレムに帰って来た人々の中に、エズラがいた。このエズラはセラヤの子で、順次さかのぼると、アザルヤ、ヒルキヤ、

²シャルム、ツァドク、アヒトブ、

³アマルヤ、アザルヤ、メラヨテ、

⁴ゼラヘヤ、ウジ、ブキ、

⁵アビシュア、ピネハス、エルアザル、アロン。

⁶エズラは、イスラエルの主である神が与えてくださったモーセの律法に通じた学者であった。主である神が、特別な保護を彼に与えておられたので、王は彼のエルサレム帰還の願いを皆かなえた。

⁷アルタシャスタ王の治世の第七年にも、イスラエル人の一行がエルサレムに帰って来た。その中には、祭司、レビ族の人々、聖歌隊員、門衛、神殿奉仕者たちがいた。

⁸エズラは第七年のユダヤの暦の五月に(今日の七、八月に当る)、エルサレムに着いた。

⁹彼はユダヤの暦の一月一日に(今日の三、四月に当る)、バビロンを出発し、五月一日に(今日の七、八月に当る)、エルサレムに着いた。神の恵みと保護が確かに彼に与えられていた。

¹⁰エズラは、主の律法を調べ、これを実行し、イスラエルで律法を教えるつもりでいた。

¹¹アルタシャスタ王が、祭司であり、学者でもあるエズラに与えた手紙の内容は、次の通りである。このエズラは、主の律法と、イスラエルに関するおきてに精通した学者であった。

¹²「アルタシャスタ王から神の律法の学者である祭司エズラへ。

¹³朕は命令を下す。この国にいるイスラエルの民、祭司、レビ族の人々のうち、だれであれエルサレムに帰還したい者は、その方と共に帰ってよろしい。

¹⁴その方は、神の律法に従い、エルサレムを始めユダを調査するよう、朕と七人の元老によって遣わされる者であり、

¹⁵朕と元老たちがエルサレムの神様にささげた金と銀、

¹⁶バビロンの全州で、その方が得るすべての金と銀、また、民と祭司たちが神殿再建のためにささげた物を持って行くために遣わされる者である。

¹⁷したがって、その方はその献金で、牛、雄羊、子羊、穀物のささげ物、注ぎのぶどう酒を買い求め、エルサレムの神殿の祭壇で、ささげなければならない。

¹⁸また、残りの金と銀の使い方については、その方たちが良いと思うことを、神様の御心に従ってするがよい。

¹⁹また、神殿での礼拝のために、その方に与えられた器具は、エルサレムの神殿で用いよ。

²⁰その他、神殿に必要な物で、調達しなければならない物があれば、王の宝物倉からそれを調達せよ。

²¹朕アルタシャスタ王は、ユーフラテス川西岸地域の財宝管理官全員に命令を下す。神の律法の学者である祭司エズラが、その方たちに要求することがあれば、それに従え。

²²ただし、銀は三・七トンまで、小麦は二十ニキロリットルまで、ぶどう酒は二・ニキロリットルまで、油も二・二キロリットルまで、塩は無制限。

²³神殿再建のために、天の神様によって命じられていることはどんなことでも、これを熱心に行え。神様の御怒りがこの国に下らないように気を付けよ。

²⁴また、祭司、レビ族の人々、聖歌隊員、門衛、神殿奉仕者からは、税金を取ってはならない。

²⁵エズラは、神の知恵によって、行政官や裁判官を任命し、イスラエルの者たちを治めよ。神の律法を知らない者たちには、これを教えよ。

²⁶神の律法と王の法律を守らない者に対しては、死刑でも、追放でも、財産の没収でも、また投獄でも、その罰を厳格に執行せよ。」

²⁷私たちの先祖の主である神は、ほめたたえられるべきお方。主はエルサレムにある主の神殿を再建させ、主の栄光を現すために、王の心にこのような思いを起させ、

²⁸王と、元老と、すべての有力な高官たちの好意を、私に得させてくださった。主である神の保護が私に与えられたので、私は立ち上がり、一緒にエルサレムに帰るイスラエル人の指導者たちを集めることができた。