Read 現代訳聖書, Modern Japanese Bible, 1983 ネヘミヤ記 13 Bible Online

ネヘミヤ記 13 - 現代訳聖書, Modern Japanese Bible, 1983 bible

ネヘミヤ記 13

¹その日、モーセの律法が朗読されたが、その中に、アモン人とモアブ人は神の集会に加わってはならないと記されていることが分った。

²それは、彼らが以前、イスラエル人を歓迎せず、かえって彼らを呪わせるためにバラムを雇ったことがあったからである。しかし、私たちの神は、その時、その呪いを祝福に変えてくださった。

³彼らはこのことを知ると、異教徒と混血した者たちを皆、イスラエルの会衆から除外した。

⁴これより前のこと、神殿の宝物倉の管理者であった祭司エルヤシブは、トビヤと親しくしていたので、

⁵トビヤのために一つの部屋を用意したことがあった。その部屋は、以前、穀物のささげ物、乳香、器物、および、レビ族の人々や聖歌隊員や門衛に与える穀物、新しいぶどう酒、油の十分の一、さらに、祭司たちのための奉納物が保管されていた。

⁶そのような改変が行われていた時、私はエルサレムにいなかった。私は、アルタシャスタ王の治世第三十二年に、王の所に行っていた。

⁷それからエルサレムに帰って来てみると、エルヤシブがトビヤのために神殿の庭にある一つの部屋を用意したことが分った。

⁸私は不快で仕方がなく、トビヤ家の器物をすべてその部屋から外へ投げ出し、

⁹その部屋を聖別して、その神殿の器物を、穀物のささげ物や乳香と一緒に、再びそこに納めた。

¹⁰私は、レビ族の人々の分が支給されないので、レビ族の人々と聖歌隊員たちが、それぞれ自分の農地に逃げて行ってしまったことを知った。

¹¹私は指導者たちを集めて、「どうして神殿がこのように見捨てられているのか」と言った。そして、レビ族の人々を元の働き場に連れ戻した。

¹²ユダの人々は皆、穀物と新しいぶどう酒と油の十分の一をささげ物として、宝物倉に持って来た。

¹³そこで、私は祭司シェレムヤと、学者ツァドクと、レビ族のペダヤに宝物倉を管理させ、ザクルの子でマタヌヤの孫に当るハナンを彼らの補佐とした。彼らは皆、忠実な者と認められていたからである。彼らの仕事は、仲間のレビ族の人々に適正な分配をすることであった。

¹⁴神様。このことのために私を覚えてください。神殿のためとその働きのためにした、私の愛の業がすぐ駄目になってしまわないようにしてください

¹⁵そのころ、私はユダの人々で安息日を守らず、その日に仕事をしている者を見付けた。それで、私は彼らを責めた。

¹⁶また、そこに住んでいたツロの人々も、エルサレムで安息日にユダの人々に商売をしていた。

¹⁷そこで、私はユダの指導者たちを責めた。「あなたがたはどうして、このような悪事を許し、安息日を汚しているのか。

¹⁸あなたがたの先祖は、このようなことをしたために、神様がこのような災を私たちの上に下されたのではなかったか。それなのに、あなたがたは安息日を汚して、イスラエルにまた裁きを招こうとしている。」

¹⁹安息日がいよいよ始まろうとして、エルサレムの門に夕やみが迫って来た時、私は門の扉をしめるように命じ、また、安息日が終るまでは、この扉をあけてはならないと命じた。そして、私の直属の部下の者たちを、そこで監視させ、安息日に荷物を持って入る者がないようにさせた。

²⁰そのため、物売りに来た者たちは、エルサレムの外で夜を過さなければならないことが一度や二度ではなかった。

²¹そこで、私は彼らを咎めて、こう言った。「どうして、城壁の前で夜を過すのか。もう一度そうしたら、私は黙ってはいないぞ。」このことがあってから、彼らは、二度と安息日に来ることはなかった。

²²私は、レビ族の人々に身を聖別して、安息日が守られるために、門を厳重に監視するように命令した。神様。どうかこのことにおいても、私を覚えていてください。そして、あなたの大きな慈しみによって、私をあわれんでください。

²³そのころ、私はまたユダヤ人の中で、アシュドデ人、アモン人、モアブ人の女と結婚している者がいることが分った。

²⁴彼らの子供の半分は、アシュドデの言葉や、その他の国の言葉を使い、ユダヤの言葉が分らなかった。

²⁵そこで、私は彼らを責め、そのうちの何人かを打ちたたき、毛を抜き、神に誓わせた。「自分たちの子供を異教徒と結婚させてはならない。

²⁶イスラエルのソロモン王は、このことについて罪を犯したではないか。あのように立派な王はいなかったし、神様は彼を愛して、イスラエルの王とされたのに、異教徒の女を迎えたため、彼女たちによって罪を犯すことになってしまった。

²⁷だから、あなたがたが異教徒の女と結婚して、私たちの神様に対して罪を犯していることを、聞き流しになどできるものではない。」

²⁸大祭司エルヤシブの孫でエホヤダの子は、ホロン人サヌバラテの娘と結婚していた。そこで、私は彼を追放してしまった。

²⁹神様。どうか彼らのことを決してお忘れにならないでください。彼らは祭司職を汚し、祭司やレビ族の人々の誓約を破ってしまいました。

³⁰私はすべての異教的なものから彼らを清め、祭司とレビ族の人々のそれぞれの務めの規程を定め、

³¹決められた時に行う薪のささげ物と、初物についての規程も定めた。神様。どうか私のことを覚えて、恵みをお与えください。