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ヨブ記 37 - 現代訳聖書, Modern Japanese Bible, 1983 bible

ヨブ記 37

¹このことで私の心はおののき、その所から飛び離れる。

²さあ聞け、御声のとどろきを。

³神はその稲妻を地の果までも走らせる。

⁴その後で、雷鳴が鳴り響く。その時も、稲妻は光り続ける。

⁵神は雷鳴を使って、私たちの理解を越えた事をなさる。

⁶神は雪を降らせ、夕立を送られる。

⁷神は、すべての人が御手の業を知るために、労働を休ませられる。

⁸獣は穴に入って休眠する。

⁹寒い北風が吹いて来ると、

¹⁰水は凍り付いてしまう。それは神のなさることだ。

¹¹神は雨雲を支配し、稲妻を光らせる。

¹²これらは、すべて神のなさることであり、

¹³神がこうされるのは、懲らしめのためと、恵みを施すためである。

¹⁴ヨブ。よく聞いてくれ。神の奇しい御業について考えてみよ。

¹⁵神がどのようにして雲に稲妻を走らせるかを知っているか。

¹⁶神がどのようにして雲を支配しておられるかを知っているか。完全な知識を持っておられる方の奇しい御業を知っているか。

¹⁷また、南風がどのようにして吹いて来て、服まで熱くなるのかを知っているか。

¹⁸また、あの張り広げられた大空のことを知っているか。

¹⁹私たちが神に言うべきことを教えてくれ。私たちは無知のために、何と言ってよいのか分らない。

²⁰私の言いたいことを、どうして神に伝えることができようか。人は滅ぼされることを望むだろうか。

²¹雲の上にある太陽は、雲にさえぎられて、見ることができない。しかし、風で雲が行ってしまえば、見える。

²²神の御座からは栄光の輝きがあり、そこには威厳がある。

²³私たちをはるかに越えた全能者は、力強く正しいお方で、人を苦しめられない。

²⁴だから、人々は神を恐れる。神は小賢しい者を顧みられない。」