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エペソ教会へのパウロの手紙 6 - 現代訳聖書, Modern Japanese Bible, 1983 bible

エペソ教会へのパウロの手紙 6

¹子供は、主を信じる者として、自分の両親に従いなさい。これは、主に喜ばれることである。

²旧約聖書の律法にある、「あなたがたの父と母を尊びなさい」という教えは、重要な戒めであり、この戒めには神の祝福の約束が付いている。

³「そうすれば、あなたは幸せになり、地上で長生きができる」というものである。

⁴一方、親は、自分の子供を怒らせないで、主の教育と訓戒によって育てなさい。

⁵人の下で働く人は、キリストに従うように、真心から恐れおののいて、自分の上に立つ人に従いなさい。

⁶人のご機嫌を取るような目先だけの仕え方ではなく、キリストに仕える者として、心から神の御心を行い、

⁷人にではなく、主に仕えるように快く仕えなさい。

⁸あなたがたが知っている通り、善いことを行えば、人の下で働く人であれ、人の上に立つ人であれ、主からそれ相当の報いを受けるはずである。

⁹一方、人の上に立つ人は、今、人の下で働く人たちについて述べたことと同じような心得で、自分の下で働く人たちに対して振舞いなさい。威圧することはやめなさい。ご存じのように、彼らとあなたがたの共通の主は、天におられ、だれをも偏り見ることをなさらない。

¹⁰最後に言いたいことは、次のことである。主を信じ、その大能の力によって強くしていただきなさい。

¹¹悪魔の策略に対して立ち向うことができるために、神の用意してくださる武具をすべて身に着けなさい。

¹²私たちクリスチャンが戦わなければならない相手は人間ではなく、超自然の存在である悪魔と悪霊どもの大勢力である。

¹³だから、試みの日に際して、悪魔や悪霊どもに対抗し、勝利を収めることができるために、神の武具を取りなさい。

¹⁴そこで、立ち上がり、神の御前に偽りの無い心を帯として締め、キリストの正義を胸当として胸に着け、

¹⁵神との平和を内容とした福音を、いつでも宣べ伝えられるように足に履き、

¹⁶その上に、信仰の大盾を取りなさい。それによって、悪魔の放つ火の矢を消すことができる。

¹⁷また、救いというかぶとをかぶり、御霊の与えてくださる刀である、神の言葉を受け取りなさい。

¹⁸そして、どんな時にも、御霊の助けによって祈りなさい。そのために、忍耐の限りを尽して、心の目を覚し、また、すべてのクリスチャンのために祈りなさい。

¹⁹また、私が伝道する時、語るべき言葉が与えられ、福音の奥義を大胆に語ることができるように、私のためにも祈ってほしい。

²⁰その福音のために、私はキリストの大使とされている。投獄されてはいるけれども、語るべきことを大胆に語ることができるように、祈ってほしい。

²¹私がどういう様子か、何をしているかを、あなたがたに知っていただくために、愛する信仰の同志であり、忠実に仕えてくれているテキコがそちらへ行って、すべてのことを報告することと思う。

²²彼をあなたがたの下に送るのは、ほかでもなく、あなたがたが私の様子を知り、また、彼自身によっても慰め、励まされるためである。

²³父である神と主イエス・キリストから、平安、および信仰に伴う愛が、皆さんの上にあるように。

²⁴変わることのない愛によって、私たちの主イエス・キリストを愛するすべての人に、恵みがあるように。