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ヨシュア記（カナン征服記） 15 - 現代訳聖書, Modern Japanese Bible, 1983 bible

ヨシュア記（カナン征服記） 15

¹ユダ族の諸氏族が、くじで割り当てられた地は、南の境界線は、エドムの北の境から、ツィンの荒野を通り、ネゲブの北端に達する。

²つまり、南の境界線は、死海の南端から、

³アクラビムの丘陵地帯の南を走る道路に沿って、ツィンの荒野からカデシュ・バルネアの南にあるヘツロンへ延び、アダルから、さらにカルカと、

⁴アツモンを通り、エジプト川に出て、地中海に達する。

⁵東の境界線は、死海の西岸沿いにヨルダン川の河口に至る。北の境界線は、ヨルダン川が死海に注ぐ河口から、

⁶ベテ・ホグラと、ベテ・ハアラバの北方を経て、ルベンの子ボハンの石と呼ばれる所に至る。

⁷そこから、アコルの谷を通って、デビルに向い、そこからギルガル方面へ北西に曲る。ギルガルは、その谷の南斜面のアドミムの反対側に当る。ギルガルから先は、エン・シェメシュの泉とエン・ロゲルで終る。

⁸この境界線は、その後ベン・ヒノムの谷を通り、エルサレムの町であるエブスの南側に沿って進み、それから西に向い、ヒノムの谷とレファイムの谷の北端を見下ろす山頂に至る。

⁹続いて、その山頂から、メ・ネフトアハの泉へ延び、さらにエフロン山の町に達し、そこからキルヤテ・エアリムとも呼ばれるバアラの周辺を北に回る。

¹⁰続いて、境界線は、バアラから西に回って、セイル山に至り、エアリム山の北斜面にあるケサロンの町を経て、ベテ・シェメシュに下り、さらにティムナに進み、

¹¹エクロンの北側にある山の斜面に出る。そこから左へ曲り、シカロンの南とバアラ山を通る。そこから再び北へ曲り、ヤブネエルを通って、地中海に達する。

¹²西の境界線は地中海である。以上が、ユダ族に与えられた所領地である。

¹³ヨシュアは、主のご命令通り、エフネの子カレブに、ユダ族の所領地の中で、キルヤテ・アルバ、すなわちヘブロンを定住地として与えた。このキルヤテ・アルバは、アナクの父アルバの名前にちなんで、付けられた町である。

¹⁴カレブは、アナクの三人の子供たち、シェシャイ、アヒマン、タルマイの子孫を、その地から追い払い、

¹⁵そこから、元の名前はキルヤテ・セフェルと言ったデビルの住民を攻撃した。

¹⁶その時、カレブは、「キルヤテ・セフェルを攻め取った者には、娘のアクサと結婚させてやってもよい」と宣言した。

¹⁷ケナズの子で、カレブの弟に当るオテニエルがその町を攻め取ったので、カレブは彼を娘と結婚させた。

¹⁸彼女との結婚に際して、オテニエルは彼女をそそのかし、彼女の父の畑を手に入れることにした。彼女が父親の所に行き、乗っていたろばから下りると、カレブは、「何か欲しいものがあるのか」と聞いたので、

¹⁹彼女は言った。「お祝を頂きたいのです。私が行く南のネゲブは荒地です。ですから、水の泉のある所をどうかお与えください」。そこで、カレブは、彼女に二つの泉のある土地を与えた。

²⁰ユダ族が、その氏族に従って与えられた所領地は、次の通りである。

²¹南の方で、エドムとの国境に近い町々は、カブツェエル、エデル、ヤグル、

²²キナ、ディモナ、アデアダ、

²³ケデシュ、ハツォル、イテナン、

²⁴ジフ、テレム、ベアロテ、

²⁵ハツォル・ハダタ、ケリョテ・ヘツロン、すなわちハツォル、

²⁶アマム、シェマ、モラダ、

²⁷ハツァル・ガダ、ヘシュモン、ベテ・ペレテ、

²⁸ハツァル・シュアル、ベエル・シェバ、ビズヨテヤ、

²⁹バアラ、イイム、エツェム、

³⁰エルトラデ、ケシル、ホルマ、

³¹ツィケラグ、マデマナ、サヌサナ、

³²レバオテ、シルヒム、アイン、リモンであり、全部で二十九の町と、その周辺の村々である。

³³低地では、エシュタオル、ツォルア、アシュナ、

³⁴ザノアハ、エン・ガニム、タプアハ、エナム、

³⁵ヤルムテ、アドラム、ソコ、アゼカ、

³⁶シャアライム、アディタイム、ゲデラ、ゲデロタイムであり、全部で十四の町と、その周辺の村々である。

⁴¹ゲデロテ、ベテ・ダゴン、ナアマ、マケダであり、全部で十六の町と、その周辺の村々である。

⁴²リブナ、エテル、アシャン、

⁴³エフタ、アシュナ、ネツィブ、

⁴⁴ケイラ、アクジブ、マレシャであり、全部で九つの町と、その周辺の村々である。

⁴⁵エクロンと、その周辺の村々、

⁴⁶エクロンから地中海までの、アシュドデのほとりにある町々と、その周辺の村々である。

⁴⁷アシュドデと、その周辺の村々、ガザと、その周辺の村々、エジプト川から北へ向って、地中海沿岸の全域である。

⁴⁸山地では、シャミル、ヤティル、ソコ、

⁴⁹ダナ、キルヤテ・サナ、すなわちデビル、

⁵⁰アナブ、エシュテモア、アニム、

⁵¹ゴシェン、ホロン、ギロであり、全部で十一の町と、その周辺の村々である。

⁵²アラブ、ドマ、エシュアン、

⁵³ヤニム、ベテ・タプアハ、アフェカ、

⁵⁴フムタ、キルヤテ・アルバ、すなわちヘブロン、ツィオルであり、全部で九つの町と、その周辺の村々である。

⁵⁵マオン、カルメル、ジフ、ユタ、

⁵⁶イズレエル、ヨクデアム、ザノアハ、

⁵⁷カイン、ギブア、ティムナであり、全部で十の町と、その周辺の村々である。

⁵⁸ハルフル、ベテ・ツル、ゲドル、

⁵⁹マアラテ、ベテ・アノテ、エルテコンであり、全部で六つの町と、その周辺の村々である。

⁶⁰キルヤテ・バアル、すなわちキルヤテ・エアリムとラバの二つの町と、その周辺の村々である。

⁶¹荒野では、ベテ・ハアラバ、ミディン、セカカ、

⁶²ニブシャン、塩の町、エン・ゲディであり、全部で六つの町と、その周辺の村々である。

⁶³ユダ族は、エルサレムに住んでいたエブス人を追い出すことができなかった。それで、エブス人は、ユダ族と一緒に、エルサレムに住んでいた。この書物を書いている今も、そうである。